
タイ屈指のリゾート地として人気を集めてきているクラビ。
ビーチ、海でのアクティビティはもちろん、多く残される手付かずの自然にも触れることができます。

「サ・モラコット(エメラルドプール)」
市内から車で1時間ほど南下した奥地、自然保護地区の中に『天然の温泉が湧く』として知られている観光スポット。


敷地内に入るには入場料として200バーツ(約¥720)。これは外国人向けの金額で、タイ人なら10分の1の20バーツでOKなのですね〜。ココに限らず、タイの他の施設や寺院でも、外国人とタイ人の金額設定が異なる場所が多数ありますね。

注意事項、禁止事項も要確認を。

敷地内のマップ。目的地は全行程の3分の2ほどの位置にあります。

入り口からジャングル内を歩くこと20数分、熱帯雨林に囲まれる淡水の天然プールに辿り着きます。

「サ・モラコット(エメラルドプール)」/トリップアドバイザー
名称のごとく、エメラルドグリーンが美しい自然のプール!

水深は1〜2mほど、海のように波もないので結構、本気泳ぎもできる(笑)
観光客のみならず、地元の方々も市民プールで泳ぐような感覚で来られています。

このエメラルドプール以外に、敷地入り口近くでも水遊びをしていました。平和〜

「ナムトック・ローン」
そして先のエメラルドプールの近くには天然温泉が!


樹々に囲まれる岩場にいくつもの滝壺があり、足湯や温泉を楽しむことができるんです。本当にちゃんと温かい!
タイの奥地に温泉があるなんて!まさに、リアル秘境温泉です!こんな体験、他所では滅多にできない。

なお、きちんと整備された温泉とは違い、自然まんまゆえ岩の形状もワイルド。ゴツゴツしている上にかなりぬめりがあって滑りやすくなっているので、移動の際には注意が必要です。

エメラルドプールからさらに歩みを進めた先には、神秘の「ブループール」もありますが(そちらは遊泳禁止)、訪問時はあいにく閉鎖中でした><
11月〜4月の限定オープン、時間帯も限られているので、事前の確認をオススメします。


その他、敷地内はとにかく自然いっぱい。プールで泳いで温泉入って、お散歩して…と、ゆっくり過ごすなら2〜3時間は楽しめます。
プール近くにはお手洗いやシャワールームも一応完備。サンダルやタオルなどの持参はお忘れなく。また、コインロッカーのようなものはないので、貴重品の管理も自己責任でどうぞ。


エントランス前の通りには個人商店やお土産物屋さんあり(写真は数年前のものですが、今回の訪問時にはより充実していました)。

ローカルなレストランもあり、しっかり本格的なお料理をリーズナブルにいただけます。

トラン同様、クラビでもやっぱり外せないビーチアクティビティ。
ステイしたホテルからボートに乗り込み向かいます。

100を超える離島が点在するクラビ。その中でもアイランドホッピングの定番の地のひとつ「ホン島」/トリップアドバイザー

ビーチまでもう間も無くという海の途中で停泊、浮桟橋を歩いてビーチに降り立ちます。

入島料はひとり300バーツ(約¥1080)

サラサラの砂浜に、やはりここもエメラルド!断崖絶壁に囲まれたビーチです。



泳ぐも良し、シュノーケリングするも良し。


ビーチ裏手のジャングルの中をお散歩するのもOK。
意外と道がしっかりしていて、サンダルでも普通に歩けました。

島内にはお手洗いや休憩スペース、ゴミ箱、喫煙スペースなども設けられ、手付かずの島ながら、その島の状態を守るためにきちんと配慮されているのでした。

ビーチに散在するのは木の枝や葉っぱといった自然の産物のみ。ゴミは一切落ちていなくて本当にキレイでした。入島料300バーツはしっかり役立っているのですね。

「ホン島」にはホテルやキャンプ場といった宿泊施設はなく、日帰りで遊びに行くのが一般的。クラビのホテルやツアー会社などからのツアーがたくさん用意されているのでそちらを利用して下さい。

続いて向かうのはクラビ最大のお寺。
車で向かう道中、目の前にそびえる大きな山。その山頂に見えているのがお寺です。(写真右上)
見た瞬間、「は?あそこ?あんなとこ登れるわけないやん!」と思ったのだけど(笑)

「ワット・タムスア(タイガーケーブ)」/トリップアドバイザー

かつて虎が住んでいた洞窟を寺院にしたことから「タイガーケーブ=虎の洞窟」とも呼ばれています。
クラビの空港からもほど近く、クラビタウンからも車で約20分ほどとアクセスも悪くありません。




広々とした敷地内にはタイスタイル・中国スタイル2種の仏塔が立ち並び、虎が姿を消した今では、至る所に虎の像などが配されます。

通常の参拝はもちろん、「ワット・タムスア」最大の見所は、1237段もの急な階段を登った山頂にあり。そう、先の車内から小さく見えたあそこです!


スタート早々、一段が高く急な傾斜の階段の連続。普段スポーツを何もしていない私には厳しすぎる道のりwその上、眼前に伸びる木の枝には猿がわんさかww

途中途中、「今何段目」が記されます。

中程まで来るとだいぶ街が下に見えてきました。

「暑い!」「しんどい!」の一言を発するのも辛い中、無言で歩みを進め…あと少し!

そうして辿り着いた山頂。達成!到着地点はなんてことないガラーンとしたスペースなのだけどw

穏やかな表情でどしりと構える黄金色の仏像さまがお出迎え。


他にも大中小の仏像や仏塔が並ぶ展望台になっています。

そこから眼下に広がる大自然と街並み、遠くビーチまで望む絶景!先までのしんどさが一気に吹き飛びます。風も超気持ち良い〜〜っ

柵のない突き出たところではお父さんが瞑想していらっしゃる…。欧米人観光客たちも身を乗り出すようにして自撮りしていました。危ないアブナイw

1237段もの急な階段をひたすら進む。本当に相当ハードだけど、登りきった先の絶景と清々しさ、達成感は、訪れた者のみが味わえます。ここ数年で『頑張った!』と思えるベスト3に確実に入るし(笑)、今後の頑張りにも影響してます^^
しかしまぁ、帰りは帰りで急な階段を降りなきゃいけない怖さもまた大変でしたけどね(笑)

手付かずの自然が残るクラビ。まだまだ他のリゾート地に比べ観光客も少なく、ありのままをじっくりと体験できます。
★タイ旅の参考に>>タイ国政府観光庁(TAT)
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